感想:1991年からの著者の不妊治療のエッセイ。少し前の事なので現在は変わっていることもあるかもしれないけど、なかなか聞けない不妊治療の世界。
10年間に及ぶ不妊治療の末、最後に選んだのは「ふたりで生きていく」こと。突然の子宮内膜症手術、度重なる人工授精、流産……。どんなに辛い時も、ふたりで上を向いて歩いてきた――。手塚治虫の愛弟子・堀田あきおと妻・かよが今、日本に"夫婦の絆"を問いかける――!! 今年一番泣けるコミックエッセイ!!
ジャンル 女性マンガ
出版社 ぶんか社
掲載誌・レーベル 本当にあった笑える話
紙の本の発売 2011年06月
出版社 ぶんか社
掲載誌・レーベル 本当にあった笑える話
紙の本の発売 2011年06月
昔、(って言っても2011年に発売の本らしいからその頃の話だけど)立ち読みをしたことがあって。
今回"ぶんかの日"でぶんか社のコミックが割引していたので電子書籍で購入しました。
著者夫婦は、妻・かよのチョコレート嚢胞(?)をきっかけに早めの子作りを始めるが ……出来ない。出来ない。
病院へ行き、治療やタイミングを指示され、「これで出来るんだ!」と思いきや、出来ない。
時に休み、自然妊娠をするも流産し、一度妊娠したのだから……と思っても、出来ない。
やり方を変えても、病院を変えても、出来ない。
やがて、色々なものを経て、夫婦二人で生きていく選択をするのですが……。
ちょっと興味深いのは、この著者が基本的に男性なこと。(二人の話だけど、描いているのはダンナさんなんです。)
そして、優しいんですけど、決して誠実なダンナさんでもないこと(笑)。
だからこそ、現実感のある、押しつけがましくない不妊治療のお話になっているのかな、と思います。
女性が描いてしまうと、やや感情的に成り過ぎる部分もあったりするし(辛いことが多いしね)。
不妊治療は本当に多種多様で、この話も"この時代の、あくまで一例"ということを忘れてはいけないけれど、重すぎなくて、読みやすい本です。
いやあ、本当。子供って授かりものなんですね。
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