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【review】塔の上のラプンツェル

感想:若かったら、ユージーン凄く好きになってたと思う。言うまでもなく、灯篭のシーンは絶景。


前にザラーっとは観たけど、せっかくだからちゃんと見直そうと3回通しで観た(笑) DVD買おう……


とりあえず冒頭のユージーンの語りが終わったら、タイトルバックに塔のシーンが流れる。
何となく、『美女と野獣』や『バンビ』の冒頭を思い出す。
いや、『美女と野獣』は『バンビ』のパクリなんだけども。

ゴーテルのソロ曲『お母様はあなたの味方』はアースラの『哀れな人々』を思い出す。いや、どっちかと言えばルイの『レ・ポワソン』か。
監禁と言えばフロローだけど、ゴーテルの方がコミカル。

楽曲はメンケンだけど、メンケンは個人的には『ノートルダムの鐘』、『ヘラクレス』あたりが一番荒ぶっていたなあ。ゴスペルにオペラ。聴いてるこっちも「どうした!(笑)」って曲が多かった。
残念ながら大衆受けはしなかったけど。
面白かったよ。

続いて、ユージーンが森を逃げるシーン。
これは、アヒル亭から逃げた後、水路みたいなのを滑り降りるシーンもそうだけど、『ターザン』っぽいですね。
元々、スケボーとかの動きをヒントに森を駆け巡るシーンを描いたターザン。
ユージーンもその動きを受け継いでいるように思います。
何もかも通り越して懐かしい。

そして、紆余曲折を経て王国にたどり着くラプンツェルとユージーン。
楽曲はアイルランド民謡? メンケン、荒ぶってきたね!
灯篭といい、アイルランド民謡といい、この作品はケルト圏が舞台なの? ケルトのイメージって西洋版アニミズム文化、みたいな大雑把な知識しかないけど。

あれ?ケルトってスコットランド?

と、思ったらアイルランドも一応ケルト圏……らしい。
その昔、TDSのケープコッドの水上ステージでアイルランド民謡のショーやっていたなぁ。
凄く舞台と合っていて好きなショーだったけど、風とかですぐ中止になってしまってあまりやらなかったね。

そして、二人で舟に乗って灯りを見るシーン。
「思っていたのと違ったらどうしよう」「夢が叶ったら、どうしたらいいの?」
女の子のその先を迷うシーンは好き。
『ポカホンタス』の『川の向こうで』とかね。「許嫁と結婚するのが正しいの……?』と問いかけながら細い、曲がりくねった彼女のその後の人生を暗示するようなシーンも好き。ベルにも、アリエルにもこんなシーンがありますね。

『輝く未来』
このシーンは、素直に綺麗だなぁ、と。
ディズニーは『コルドロン』(『オリビアちゃんの大冒険』とも言われている)でCGを導入して以来、『リトルマーメイド』でセルアニメに別れを告げ、『美女と野獣』でダンスホールのシーン、『ノートルダムの鐘』冒頭の長い長い繋がったワンシーンである程度、この先は無いように思っていたの。
リアルになるだけで。現実に近づくのと感動する、ってのは別でしょう?

でも、美しかった。
これ、どうにかこうにかしてTDSのメディテレーニアンハーバーのショーにならないかな?
出来れば夏とかに。
ラプンツェルの誕生日がいつか解らないけど。

そして脱獄するユージーン。マキシマムが飛ぶシーン。どこかで…! あ! 『眠れる森の美女』だ! サムソンだわ!

ちなみにディズニーで好きなヒーローは『眠れる森の美女』のフィリップ王子。
あの軽そうな道楽王子っぷりが好き。
でもちゃんとやるときはやるし。

でも、ディズニーという括りを外せば、実は20世紀FOX『アナスタシア』のディミトリが好き。
ユージーンが泥棒ならディミトリは詐欺師。
この作品も面白いけど、悪役のラスプーチンが生かされてないのが残念。
「あ!忘れてた!」って時が多い。ちなみに主人公アナスタシアの声はメグ・ライアン。
監督はドン・ブルース、ゲイリー・ゴールドマン。スピルバーグ総指揮『アメリカ物語』、ディズニーでは『ビアンカの大冒険』を手がけた監督です。
まあ、ディズニーでアナスタシアって言ったら『シンデレラ』の義姉よね。

さて最後。
ゴーテルの最後はディズニーのお約束。
ユージーン、死なないで!は『美女と野獣』を彷彿とさせますね。
「似てるから手抜き!」ではありません。
ファンとしては昔の作品を思い出す楽しい仕掛けでもあります。
『美女と野獣』二人が雲の上で踊るラストシーン「『眠れる森の美女』のパクリなんだよね(笑)」とか言ってたし。


とりあえず、先延ばしにしていたけど、CDとDVD買おうかな。
仕事復帰する前に映画もそれなりに観たいな。また、観れなくなるだろうから。

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