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【travel】ジブリの大博覧会



review

ジブリの大博覧会

お久しぶりです。
気がつけば7月。5月から育休復帰して早2ヶ月。
「あれ?私、休んでたっけ?」ってくらいアクセルベタ踏みの復帰戦。

ベテランさんの異動からの業務引継ぎにつぐ引継ぎ。
あれ……産休入る前もそんな事があったような……(既視感)。

そんな中、夫に「どーしても行きたい!」と言って、行ってきました。
『ジブリの大博覧会』。
超久し振りの六本木ヒルズ。最後はいつかしら……確かドラクエ展だったような……

ジブリブランドの凄さを思い知る

三連休もあってか入場まで60分待ちとの表示。
とはいえ、一人なので1時間でも2時間でも待ちますよ〜、と早速持ってきた本を読みながら並びました。

大体2人連れの人が多いのですが、年齢層が若い。
若い、というか最近のこういうイベントは30〜40代の人が主体な印象ですが、10〜20代の人もそれなりにいる印象。

(土地柄もあるのか、解りませんが外国人の方もそれなりにいました。)

待ち時間の会話に耳をすませていると、「えーっとナウシカが1番古いんだっけ?」とか「風立ちぬ?知らないわ。」という会話もチラホラ。

知らないのかよ!と言うよりも、その辺を知らなくても見に来よう、と思わせるジブリのブランド力を改めて見た、という感じ。


各作品の宣材を展示

で、合ってると思うのですが……
ポスターとか新聞広告、キャッチコピーを作る際の糸井重里さんと鈴木敏夫さんのやりとりのファックス。

あとは監督を含めた作品に携わったスタッフさんの写真。

特に、若かりし頃の高畑勲監督と鈴木敏夫さんの写真はジャンパー着て不動産屋に行ったのはこのくらいの年頃だったのかしら、とちょっと笑ってしまいました。

キャッチコピーは好きなものは結構覚えているのですが、

「生きろ」(『もののけ姫』)
「生まれてきてよかった」(『崖の上のポニョ』)
「生きねば」(『風立ちぬ』)

と、並べられるとちょっと色々と考えてしまう。

でも個人的には

「落ちこんだりもしたけれど、私は元気です」(『魔女の宅急便』)

が好き。
一人暮らしをして初めて、『魔女の宅急便』の話の内容が腹に落ちたのを思い出します。

そして、『風立ちぬ』はポスターだけで泣けてしまう。

風は吹いているか

飛行機は一基も帰って来なかった


こういうのを考えると『エピクロスの園』(アナトゥール・フランス)の「悪魔は常に学者の傍に身を置いてきた」という言葉を思い出してしまう。

ノーベルもそうだが、高度な技術は常に人類に大きな利益をもたらす代わりに、多くのものを奪う。

とか何とかグルグル考えていたら、背後から

「『風立ちぬ』観たけど全然意味解かんなかったー」という声が。


マジか!?

過去の記事■【review】風立ちぬ


宣材の他に

私のSNSでしつこいくらいに色々upしていますが。

航空技術とジブリの関係を辿った展示スペースがありました。
(すいません、展示タイトル控えてない……)

1番目を引くのは『天空の城ラピュタ』のOPに登場する飛行機の模型。

飛行船の模型。ガラスには沢山の空飛ぶジブリキャラクターが。

逆光になってますが、フラップターやタイガーモース号も。

飛行船はただ吊られているのではなく、羽根を動かしながら上昇下降を繰り返しています。



壁には、鉄鋼の時代の始まりや、ライト兄弟、ユンカース、カプローニ……そして零戦、菊花、桜花、飛行技術の光と影のような内容の説明がありました。


会場にはその他に最新作『レッドタートル』の展示もありました。

ラインliveで鈴木敏夫さんが紹介していたゴーギャンの絵や谷川俊太郎さんの詩があります。

「世界は言葉では答えない」

そうかあ。と思いながら終了。


ジブリが好きな方は是非。
人が多いとポスターなどはなかなかゆっくり見れませんが、懐かしい物も多い博覧会です。

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