ネタバレを含む、個人の主観の強い感想です。
あらかじめご了承ください。
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「バベルの塔」展/東京都美術館
「バベルの塔」展/東京都美術館— かおり (@iRoakg) 2017年1月28日
買っちゃった!前売り券!だって、見たかったんだもん。子供の頃から本で見た絵だったし。大きい絵なのか、小さい絵なのか……楽しみ。 #バベルの塔 #バベルの塔展 #東京都美術館 pic.twitter.com/pVcpNm9yY0
いつもの如く、前売り券を買ったものの中々行くタイミングが掴めず……
やっとこさ行ってきました。
とりあえず、上野、って事はザックリ解るけど東京都美術館ってどこよ?というスタート(←こういう所が地方出身の垢抜けない所)。
で、行ってみたら。
なーんだ、上野動物園の隣じゃない!
と言う訳で、「バベルの塔」展へ。
バベルの塔展/東京都美術館— かおり (@iRoakg) 2017年6月4日
バベルの塔の第一印象は「小さい!」描き込んであるからもっと大きいと思ってました。しかし、赤と青が印象的。1500年代の作品ですが多分今ある色がまだない時代だったのかも。 #バベルの塔展 #東京都美術館 pic.twitter.com/BRIKmJflgo
ネーデルラントって、何?
"ネーデルラントは、「低地の国々」を意味し、現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3か国にあたる低地地域内に存在した諸邦群を表す歴史学用語。日本語で原語に基づいて表現すると、「オランダ」は「ネーデルラント」と呼ぶのが正しい。" ウィキペディアより
私、美術展は好きなのですか、あまり説明文とかじっくり読むのは面倒だと思ってしまう方でして。
とりあえずザザッと見て後から本とかでゆっくり補強するのが好きです。
薄暗くて読むの疲れるんだよ……元々目も良くないし。
「バベルの塔」展ではタイトルのバベルの塔以外のピーテル・ブリューゲル1世作品、ヒエロニムス・ボスの作品が展示されていました。
その他にも16世紀のネーデルラントの作品が展示。
宗教画や彫刻は教会にあったのをひっぺがしたのかな?というのがよく解る、1つ1つ素晴らしいんだけど単独で完結していない感じ。
勿体無いよね。
残っただけ良いのだろうけど。
しかし、16世紀なので作品は全て1500年代なんだけど、とにかく赤と青が気になる。
今と違う色なんだよね。
赤はエンジというかレンガっぽい。
青は石から取ったのかなあ……ラピスラズリというか紺に緑を混ぜたような独特な色。
だからなのか緑もどことなく黒っぽい。
確か、色にも歴史があるので今ある色が昔にもあった訳ではない、という話を聞いたことがあるので、1枚だけでなく全てがそうであるなら、今と色の数が違ったのかも。
とにかくこの、赤と青が印象的でした。
スケッチは今とそう変わらないけど、色がとにかく特徴的。
あ、その他に下記のような企画もありました。
あ、その他に下記のような企画もありました。
INNER BABEL 大友克洋/バベルの塔展— かおり (@iRoakg) 2017年6月4日
バベルの塔展の企画。確かにバベルの塔の中は気になる……人がいるんだよね、オリジナルを良く見ると。そこから色々なことが想像出来る。 #バベルの塔展#innerbabel #大友克洋 pic.twitter.com/9qLBmFjEHt
展示場所は会場の外でした。 撮影可能とは太っ腹! |
思ったより小さい「バベルの塔」
宗教画、ではあるんだけど、絵の内容はどこか日本の鳥獣戯画みたいな印象でした。
滑稽でユーモラス。
あと、沢山描き込んである感じ。
例えて言うならウォーリーを探せ、みたいな。
主題がドーン!とある様な感じの構図じゃない。
その中で「バベルの塔」は異様な程にシリアスでした。
でも、第一印象は「想像よりも小さい」。
沢山描き込まれていたし、ひょっとしたら1畳分くらいあるかも、と思っていたんだけど。
そんなことはありませんでした。
もっと飲まれる感じがあるかと思ったけど、それまで見ていた絵がユーモラスというかコミカルというか……という感じだったので「すごい迫力!」という感じではありませんでした。
いや、素晴らしい絵なんです。
それは間違いないんですけど。
おどろおどろしい感じがなかったのかな。
宗教画にあるミケランジェロの最後の審判みたいに「裁かれる!」みたいな重苦しさというか。
あ、それでいくと西洋美術館にあったロダンの地獄の門の方がおどろおどろしかったです。
本当に地獄への扉の様な迫力がありました。
地獄の門/オーギュスト・ロダン— かおり (@iRoakg) 2017年6月4日
"汝ら此処に入る者、一切の望みを棄てよ"
の地獄の門。子供がいるとバタバタと通り過ぎてしまう。初めてちゃんと見た…… #国立西洋美術館 #地獄の門 pic.twitter.com/zmpPD2iWKc
え?本物?
まさか……
と思って調べたら、ロダンの地獄の門は世界7ヶ所もあるらしい。
どんだけ作ったんだロダン。
スペースマウンテンの途中退出口ばりに地獄の門があるじゃないか。
答えは解らず。
今回、1番気になったのはやっぱり色。
ただ、インターネットで調べるには限界がありそう。
青はラピスラズリを使ったり……という記述も見かけるけど、果たして16世紀が何を使って絵を描いていたか今一つ解らない。
赤もコチニールがやはり出てくるけどこれもいつからなのか。
そしてラピスラズリもコチニールも恐ろしく高価なものだったようですね。
と、なると当時、画材として存在したのか、そもそもソレがあったとして使えるだけの予算があったのか、というのがあるような気がします。
あと色の三原色の黄色ね。
絵はあまり黄色を使っている印象がなく、どちらかと言えば茶色?という感じがしますが。
黄色は飛びやすい色だし、その辺も解らないです。
そもそも黄色の染料って何だろう。
基礎になる色が違うからか、絵の印象が違って見えるんです。
印刷されたものも、色は近いんだけど現在のCMYKを基礎に作った色だから、やはり現代の見慣れた色になってる。
専門的なことは解らないから、その辺の疑問を解明してくれるビギナーにも解りやすい本があれば読みたいです。
それにしても、久し振りの美術展で楽しかったです。
また行きたいな。
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