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【review】NightS/ヨネダ コウ【BL】


感想:いやぁ、『どうしても触れたくない』も『それでも、やさしい恋をする』も読んでいるんだけど…。それなりに面白いんだけど。多分、キャラクターが好みなんだと思います。少し、簡単には本音を言わない、ズルいところが。


「今一瞬、アンタにむしゃぶりつきたくなった」運び屋の唐島は、どこか秘密めいていて色気のあるヤクザ・穂積の仕事を引き受ける。惚れて、探って、騙して、裏切られ……はぐらかされた本心はいつも見えないまま。黒社会の駆け引きと大人の恋の心理戦は、やがて息を呑む圧巻のラストへ――。他、笑わない営業マンと整備士それぞれの視点で紡がれる「リプライ」、男子高校生の恋の始まりを爽やかに描いた「感情スペクトル」。男と男の感情を精緻に描いた傑作集。

ジャンル BLマンガ
出版社 リブレ出版
掲載誌・レーベル ビーボーイコミックスデラックス
ページ数 248ページ
紙の本の発売 2013年02月


あんだけ出産に関する本の感想を書いておいて、いきなりBLかよ!
と、思われそうですが。

まあ、いつまでも出産に浸っているわけでもないので……

作品集、です。
表題作以外に2作品が収録されています。

で。
表題作ですが。

穂積さんが、カッコいい。
全部は解らなくて、飄々としていて、でも欲望には逆らわなくて本音も時々見える。

まあ、ルックスも作り込み過ぎない感じが気持ちよく読めました。


内容のボリューム的には同時収録の『リプライ』の方が多いので読み応えがあります。
自動車メーカーの営業と整備士のお話。

メーカー勤めだからか、状況が何となく解りやすい……? そんな気がするだけか。

とりあえず、何にしても学生よりも社会人の方がグッときます。

そりゃー、社会人なので。ねえ。

ただ、漫画家さんも会社勤めって言っても、そんなに沢山されてる訳ではないのでしょうから、やはり取材して描いているのでしょうし。

それで違和感なく描かれる、というのは筆力の成せる技なのでしょう。


まあ、グダグダ言ってますけども。

キャラクターが好みで楽しく読めたんですよ。

これに関してはそれだけなんですよ。

他の作品だって充分面白いんです。
けど、私の好みはこれだったんです。


次は、『囀る鳥は羽ばたかない』を読もうと思います。そのうち。

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