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2月, 2016の投稿を表示しています

【review】風立ちぬ

※この投稿はネタバレを含みます。ご了承ください。 風立ちぬ . iRoakg 感想:残酷な、愛と平和の物語。これが最後の長編作品だなんて、随分皮肉な…… 我が家の近くには掩体壕がある。 ご存知でしょうか? 太平洋戦争中に空襲から戦闘機を隠す為に作られたカマクラのような形をしたものです。 飛行機が入っていたと聞いても、「本当に?」と聞き返してしまうようなくらいの大きさで、当時の戦闘機の小ささを感じます。 さて、『風立ちぬ』ですが。 2013年かぁ。あれを読んだら、あれを見たら、と思っていたら随分時間が経ちました。 時間が出来て、観なおすことが出来たので、とりあえず書きます。不勉強なところは許してください。 関東大震災 このシーンは、東日本大震災なくして出来なかったのでは? とても現実的で不思議なシーンでした。 夢の中のシーンは飛行機の音などが声で表現されていたんだけれど、関東大震災のシーンは現実なのに声で音が表現されていましたね。 現実だと思えなかったから? 印象的だったのは、神社に避難した人が余震にあうシーン。 東日本大震災を体験して自分でも不思議だったけど、何故か空を見るよね。 揺れてるのは地面なのに何で空見てるんだろう……と解っていても目が離せなかったのを思い出しました。 鯖の骨 青年期は、飛行機の開発の話。 堀越二郎は今までのジブリのヒーローのようではない。 多くを語らず、大袈裟に一喜一憂もしない。ただ、その目線だけが何かを孕んでいると思わせるだけである。 「何が」と問われると難しいけれど、段々魅力的な人物に見えてくるから不思議。 戦争が近づいて飛行機の開発の需要も増えてくる。 本庄がドイツで「貧乏な国が飛行機を作る……」と言ったのが印象的でした。 かの北の国のことを「カップラーメンも作れない国」と言った方がいるそうですが、カップラーメンが作れない程貧しいのではなく、カップラーメンを作れない程全てのお金を軍事開発に使っていたのだとか。 日本にも、それに近い時代があったのですね。 そして、このドイツのシーンの飛行機は随分とゴツいというか、今までのジブリ作品では見ない描かれ方をしていましたね。 写実的?本当に、兵器として使う為の素っ気

【travel】横浜アンパンマンミュージアム

横浜アンパンマンミュージアム 行ってきました。 息子がYouTube見て「行きたい」ってずっと言っていたから。 実は我が家はそこまで遠くに住んでいる訳でもないんです。 車で1時間弱のところなんです。 何ならTDRよりも近いんです。 まあ、何で行かなかった、ってディズニー以外の場所のことを考えたことが無かったのと、息子はもうアンパンマンは卒業したとばっかり思っていたということで。 兎にも角にも行ってきたんですけど。 ■とりあえず、すごい人! 当たり前だけど、小さなお子さんと、それをカメラ片手に追いかける大人たち!みたいな。 ネットで簡単に見た感じだと、休日はいつもこんな感じみたいですね。 まあ、面積もそんなに広くないのでそれも原因かと。 ミュージアムは1歳以上1500円(ショップは無料)、ミュージアム内は1〜3階で全て屋内・ベビーカー不可(ショップは1階屋外と一部屋内、ベビーカー可)。 何かアトラクションがあるのかな、と思いましたがミュージアム、なんだよね。 言葉の意味を忘れていた。 触ったり出来るものを含めて、飾っている模型・人形を見て回るスタイル。 基本、ミュージアム内で追加料金は取られないです。(もしかしたら一部体験プログラムなんかが有料かもしれませんが……) 今回、3歳の息子が約2時間くらいで全部回っていました。 ■グッズが充実 あくまで印象ですが、グッズはオリジナルは少なめで基本は一般に販売している商品を集めた感じ。 だけど、何せアンパンマンなので一般の商品と言っても揃っているだけで充分充実しています。 数も多いので、なかなか見たことないグッズもあるので。 個人的には本屋さんがテンション上がりました。 やなせたかしさんの描いたアンパンマンのミニ絵本が全巻揃って売ってた! フレーベル館から出てるやつ。 全巻セットはネットでも簡単に見つかるんだけど、バラで揃っているのはまず見ないので。 ジュンク堂書店とかはあるのかな? 昔、リブロの児童書コーナーはそれなりだったけど、もうお店がないんだよね…… しかも、それに加えてアンパンマンミュージアム限定でしょくぱんまんの復

【review】塔の上のラプンツェル

感想:若かったら、ユージーン凄く好きになってたと思う。言うまでもなく、灯篭のシーンは絶景。 前にザラーっとは観たけど、せっかくだからちゃんと見直そうと3回通しで観た(笑) DVD買おう…… とりあえず冒頭のユージーンの語りが終わったら、タイトルバックに塔のシーンが流れる。 何となく、『美女と野獣』や『バンビ』の冒頭を思い出す。 いや、『美女と野獣』は『バンビ』のパクリなんだけども。 ゴーテルのソロ曲『お母様はあなたの味方』はアースラの『哀れな人々』を思い出す。いや、どっちかと言えばルイの『レ・ポワソン』か。 監禁と言えばフロローだけど、ゴーテルの方がコミカル。 楽曲はメンケンだけど、メンケンは個人的には『ノートルダムの鐘』、『ヘラクレス』あたりが一番荒ぶっていたなあ。ゴスペルにオペラ。聴いてるこっちも「どうした!(笑)」って曲が多かった。 残念ながら大衆受けはしなかったけど。 面白かったよ。 続いて、ユージーンが森を逃げるシーン。 これは、アヒル亭から逃げた後、水路みたいなのを滑り降りるシーンもそうだけど、『ターザン』っぽいですね。 元々、スケボーとかの動きをヒントに森を駆け巡るシーンを描いたターザン。 ユージーンもその動きを受け継いでいるように思います。 何もかも通り越して懐かしい。 そして、紆余曲折を経て王国にたどり着くラプンツェルとユージーン。 楽曲はアイルランド民謡? メンケン、荒ぶってきたね! 灯篭といい、アイルランド民謡といい、この作品はケルト圏が舞台なの? ケルトのイメージって西洋版アニミズム文化、みたいな大雑把な知識しかないけど。 あれ?ケルトってスコットランド? と、思ったらアイルランドも一応ケルト圏……らしい。 その昔、TDSのケープコッドの水上ステージでアイルランド民謡のショーやっていたなぁ。 凄く舞台と合っていて好きなショーだったけど、風とかですぐ中止になってしまってあまりやらなかったね。 そして、二人で舟に乗って灯りを見るシーン。 「思っていたのと違ったらどうしよう」「夢が叶ったら、どうしたらいいの?」 女の子のその先を迷うシーンは好き。 『ポカホンタス』の『川の向こうで』とかね。「許嫁と結婚するのが正しいの……?』と問いかけながら細い、曲がりくねった彼女のそ

【diary】私にハッピーバースディ

取り巻く シークレット 謎めく ヒステリック♪ と、誕生日と言えば林原めぐみ『私にハッピーバースディ』が思い浮かびます。 OVA万能文化猫娘のOPです。 アラサーから、アラフォーになりました。 (それだけで言わずとも何歳になったか解るのが恐ろしい……) そして、35歳になったその晩。 餃子を焼いて、皿へフライパンごとひっくり返そうとして起こったこと↓ あり得る? 今、あり得る?! とりあえず、(餃子は)何とかしたけど。 InstagramにUPしようかと思ったけど、夫に「そういう所帯染みたものは違うんじゃないか……?」って言われてやめたけど。 所帯染みてるか? ま、いっか。 そして、お風呂に入る前に体重をはかったら突然2キロ増えてました。 あり得る? 今、あり得る?! 色々思い悩んだ結果、腹が決まりました。 今年。 「欲しがりません!勝つまでは!」 とりあえず、体重落とします。