review あの頃のBLの話をしよう . iRoakg 執筆陣を見れば一目瞭然。「あの頃」のBL、ひいては同人誌業界を知っている人は胸が熱くなる1冊。もう、懐か...『あの頃のBLの話をしよう [BLインタビュー集]』 ☆4 https://t.co/M48bSdYV8b #booklog — かおり (@iRoakg) 2016年7月23日 私とあの頃 「いや、お前の昔話とか知らねーから」と思われたら、今回の感想はそんなんばっかなのですいません、スルーしてください。。。 私がBLと出会ったのは1993年くらい。中学生の頃。 初めて地元で行われているコミケに行って、訳も分からずおこずかいで買える範囲の同人誌を買って読んだ中に『スラムダンク』のBLパロディがありまして。 「ほう、こんなものもあるのか……」 と読んだのがきっかけ。 その後、ほどなくして近所の今は亡きスーパーの中にある書店にマガジンBE×BOYが置いてありまして。 何となくそれを読んだのが完全にBLを読むようになったきっかけでした。 さて、ここまで何事もなかったように私はBLを受け入れていますが、基本的にはそういう傾向があったという自覚は全くありませんでした。 思い当たるものがあるとすれば、「田舎だったので娯楽が異常に少なかった」。 今みたいにインターネットも浸透していない時代なので、外部からの情報って基本テレビか本だったんですよね。 でも私の田舎はテレビのチャンネル数も少なかったし、本の流通もすこぶる悪かったので、大手(集英社・講談社・小学館)以外の本は希望しても中々入荷しなかったし、本屋の新刊ってコロコロ変わることもなかったんですよ。 だから、目新しい読めそうなものは何でも読む、と。 こういうのって割と地方あるあるだと思うけれど。 ちょっと話はズレますが、私がディズニーが好きでディズニー絡みのビジネス書も読みます、というと驚く方がいましたが、本当に選り好みするほど選択肢がなかったんですってば。 「普通に」って言いながら、映画好き並に映画観る人とか、音楽もかなりの数聴いている人は都会よりも多い印象はあります。 娯楽が少ない分、我が道を行きやすい…… ついでに言うと、当時はBLという言葉はありま