正月休みを使ってやっと観ました。
お前が観る前にみんな観とるわ!!!と、お思いかもしれませんが、お付き合いください。
率直な感想は、「これが現代ではウケるんだなぁ」です。
これをディズニーにおけるプリンセスものとカテゴライズしていいのかちょっと迷うところですが。
第一黄金期のプリンセス(白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫)は美しく、おしとやかで運命に翻弄されながらも健気に生きる女性でした。
で、ひっそりと生活しているところへ王子様が迎に来る。
第二黄金期のプリンセス(アリエル、ベル、ジャスミン)はうって変わって、好奇心旺盛で自立心の強い女性。周囲の反対を押し切って知らない世界に飛び込み、運命の人に出逢ってもすぐにはなびかなかったり、疑ってみたり。
それに比べてみると、アナはおしとやか、というわけでもないけど自立心の強い女性な訳でもなく。
すぐにハンス王子に騙されるし、お姉さんと仲良くしたいけど何か具体的な行動に出るわけでもない。
かといって、「ま、いいや」的な無関心なタイプでもなく起こったことには対処する、やや無責任で結果オーライだけどバランス感覚が良く運のいいタイプ。
今の女性像というのはこんな感じなんでしょうか。
待つだけではないけれど、ガツガツもしてない。
素直で少し世間知らずだけど、バランス感覚のいいお姫様。
ただ、解らないのは、何故ハンス王子は最初悪役の伏線がなかったのかな。
いい人なのか悪い人なのか今一つ解らずモヤッとした。
ガストンだって色男だけど、悪役の伏線がちゃんとあったのになー。
そして、監督がジョン・ラセターだからなのか全体的に良くも悪くも軽い感じだったね。
軽くてまとまりのいい話でした。
しかも、エルザのLet It Go~ありのままで~はやけっぱちの時の歌でしたね。
もっと、part of your worldとかみたいな希望に満ちた歌かと思ってた。
良かったのは、吹替のアナと役の神田沙也加さんが素敵だったこと。
本人の意気込みも去ることながら、実力のある方で驚きました。
結構、キャラクターのイメージで歌手の方とかを起用するケースも多く、今一つになりがちな有名人の吹替ですが、舞台を中心に活躍されているせいか歌も演技も良かったですね。
次はベイマックスですって。
第三黄金期は始まるのか。ここからが正念場ですよね。
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