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【review】エマ




感想 : 読んで良かった!


元々、私はこの漫画の連載中は全く存在をしりませんでした。
この次の乙嫁語りから知ってこの作家さんの漫画を読み始めたのです。


当時、アニメとかで有名になっていた作品でしたが、内容がメイドとお金持ちの家の息子との身分違いの恋……って定番だけど白ける内容の可能性も高い……

だけど、全10巻で新書サイズのコミックだからトータルの投資も安くない……

どうしよう……



と、思っていたら、電子書籍でセールしていたので読みました。

どのくらい面白かったって、古本でコミックを買いなおすくらい面白かった。


電子書籍で買ったのに、更に本を買っちゃったよ。


馬鹿みたいでしょ。馬鹿だよ。悪いか。



この使い古されたストーリーが魅力的に見えたのは、詳細な時代考証と素敵なキャラクターのせいだと思います。


主人公エマは貴族の家庭教師をしていたケリーという老婦人の家でメイドをしていた。
大きなお屋敷のメイドをしていたワケではないのですよ。

で、そこへかつての教え子ジェントリのウィリアム・ジョーンズがケリーを訪ねてきて……という始まりです。





一番印象的だったのはウィリアムの顔つきが巻を追う事に変わっていくこと。

エマは変わらないんですよ。
ウィリアムはどんどん変わっていく。

初めはパッとしないお坊ちゃんなんです。



正直、最初は「え、このお坊ちゃんと恋に落ちるの?」と、思ってしまうくらい頼りない。


それが、どんどん男らしい顔になっていく。
身分違いの2人が一緒になるには、何よりも彼が動くしかないのだから。
行動が、覚悟が彼を変える。
それを解りやすく描いています。


コミック全10巻ですが、本編は7巻まで。
8~10巻は番外編の、短編集です。


定番のストーリーも、力量がある人が描けば色褪せないエンターテインメントになる。


いい話です。





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