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高畑勲監督のお話
高畑勲氏が死去…昨年夏頃に体調崩し入退院を繰り返す
言葉になりません。
いつかは来る日だと知っていても、寂しいです。
1番好きな話はやっぱり『平成狸合戦ぽんぽこ』だな。
どこか懐かしい、そして噺家さんとかをたくさんキャスティングして耳障りの良い語り口調で。
後にサンを演じる石田ゆり子さんはこの作品がジブリ初主演でしたね。
清川虹子さんに車椅子でもいいから、と出演を依頼したおろく婆は、納得のキャラクターでした。
東大卒の方だとは、本当に最近知りました。
それよりも面白いエピソードが多すぎて。
そうそう、『柳川堀割物語』がなければ『天空の城ラピュタ』はありませんでしたよね。
高橋監督の制作費が膨らんで、お金がなくなったから作ったんですよね(笑)。
ジブリのスタジオを探すときもジャンパーで来たことに鈴木さんから「いい歳してそれはない」と言われて、翌日ジャケットを来てきたら決まったらという話がありましたね。
お話を聞いていると鈴木さんもジャンパーなような気がするのに。理不尽。
そういえば、「おれ(の作品)は(宮崎監督作品の)繋ぎか?」と言っていたこともあったそうですね。
高畑勲監督作品が繋ぎ、って。
山田くんも、かぐや姫も、おもひでぽろぽろも、火垂るの墓も、ホルスも、ハイジも、面白かったけど、やっぱりぼんぽこが好きだったな。
人間のやつは狸だったんだ!
狸の風上にも置けないやつめ!
山を返せ!里を返せ!野を返せ!
という台詞が印象的でした。
里山を保存する活動にも参加されていたようですね。
言葉では言い尽くせません。
このまましばらくは亡くなった事を忘れるかもしれません。
寂しいなあ。
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