【review】私がモテてどうすんだ

少女漫画……というジャンル設定で良いのかどうか。

ラブコメっていうか、ギャグマンガの様相です。

ストーリーは、デブでヲタの芹沼花依はもっぱらクラスのカッコイイ男子のカップリングを妄想している日々だったが、大好きなキャラクターが(作中で)死んでしまったことに強烈なショックを受け、食事も喉を通らず、通らず……としていたらなんと激ヤセして美少女になっちゃった！？

という、ベタな展開。

で、続々と学校の人気男子が寄ってきて彼女を口説こうとするけど、彼女は寄ってきた男子で(ＢＬ的な)妄想をするばかりで、自分の恋愛へはスライドせず……みたいな。

何か細々した、ヲタ話がしっかりしてるなぁ、と思ったら、この作者の方、元々ＢＬ作家の方だそうで。

ってゆーか、ビーボーイとかで描いてるってガチじゃん。

そりゃ主人公が「何となくヲタク」じゃなくて「がっつりヲタク」なワケだ。

そんながっつりヲタクな主人公がイケメンたちにクリスマスパーティーに誘われた時の答えがコレ↓↓↓

よくあるギャグマンガ？かもしれないけども、好きです。こういうの。

気になるのはオチが付けづらいストーリー展開なこと。
誰かとくっつく……って感じでもないし(花ゆめ系だと、そこらへんしっかり紐付けしていて、最後の最後はくっついてオシマイ！もあるけど……)

ネタにつまってなあなあでオシマイ、にならないといいなぁ、と思う作品です。



余談だけど、学祭の話でイケメンの一人が進撃の巨人のコスプレをしています。
お願いをしたらオーケーが出たとあとがきにありました。

すごいな、進撃の巨人。